病院に二度行った
治療を試してもらったけど、結局統合は出来なかった
ここに治療に来ているあなた自身が過去を受け入れられるようになれば、統合できる。全てはあなた次第だから、と言われたけど、
私には今の私がどの私なのか分からないので困った。
私は過去を受け入れる覚悟ができていないみたい。それはなんとなくわかっていた。
でもこの苦しさから少しでも解放されるには、統合した方がいいのかも、と安易に考えていた。
実際は順序が逆だったようだ。
ところで治療中は話しかけてもあんまり答えてくれない私の解離した人格たちだが、私が意識し始めたからなのか出てくることが多くなった。
先日、私が胃が痛すぎてウンウン唸っているときに出てきてくれて、そうすると痛みが嘘のように消える。
彼女は喃語のようなことをずっと喋っていた。
過去の嫌な記憶を背負わせている上に、現在の体の不調まで引き受けてもらって本当に申し訳なかったな。次からは気をつけよう。
そして、とにかく恋人に会いたくて会いたくて仕方なくなってしまう。
恋人の前では、大人の私と解離した幼い私がかなり混ざり合って、すごく落ち着いた感じになる。
最近遠距離で会えていないから、彼にものすごく会いたいらしい。うん、分かる。私も会いたいよ。
彼に会いたいと思っているときは、現在の私と幼い私が混ざり合って「会いたいなあ」という意見が一致しているのがよく分かる。
そしてもう一つ、母親に関しては意見が一致していないようで
私は大人になって離れて暮らすようになってから母親とは仲が良いし、たまに会うのは全然楽しいと思ってたんだけど、
今日、母親と会ってきて家に帰ったら大泣きされてしまった。
こんなこと今までなかったんだけど、今までも母親と会うたびにこんなに大泣きするほど嫌な思いをしてたんだろうか
申し訳ないことをしたなあ。
とにかくいまだかつてないほどギャン泣きするのでびっくりしてしまった。
彼女が大泣きしている間、私は彼女の激しい嗚咽を聞きながら
「ヒックヒック言いすぎて逆に笑ってるみたいに聞こえるなあ」などと思っていて、その引き笑いみたいな泣き方が少し怖かった。
こんなふうに泣いたのは、小学生低学年以来だと思う。
意思の疎通は出来ないけど、彼女達?の考えていることが少しずつ表面化してきている気がする。
これは良い方向に進んでいるんだろうか
とにかく、お医者さんにかかって治療してもらって「ハイ、統合」とはいかないことがわかったので
これからも苦しむしかないみたい。
希望が消えてしまったようで悲しいけど、はやく過去の嫌な記憶を受け入れられるくらい強くなって、彼女たちを解放してあげたい。
ちなみに、全然疑ってたわけではないけど、内在性解離の治療はホンモノだったと思う
膝をトントンされて「過去の嫌な記憶を引き受けてくれた〇〇ちゃん」、と呼びかけられたら
私への反応はなかったけど呼吸がすごく荒くなって、嗚咽みたいなのが始まったので。
ただ、私自身の集中力が無さすぎて、膝のトントンがなくなると彼女達に語りかけることに集中出来ず、
診察室の外から聞こえてくる音とかが気になってしまった。
あ、あと気付いたことを数点。
まず、私は自分のことを結構根性あって無理が効くタイプだと勘違いしてたけど、それは私が根性あるんじゃなくて、解離した人格に辛さを横流ししてただけだということに気付いた。
自分が処理しきれない辛さを我慢するのはやめよう。
そして、内在性解離の治療は頭の中の人格に呼びかけるスタイルだけど、私の場合解離した人格と頭の中でコミュニケーション出来たことは一度もなくて、
いつも彼女たちが気まぐれで体を使ってる時は、私は頭の中だけにいるような感じで
治療スタイルとはポジショニングが逆というか。
なので多分彼女たちとコミュニケーション取るには、私が頭の中に引っ込んで、彼女たちが私の口を使って言葉を話す、っていうスタイルにしないとダメなんだろうな。
でもそれをお医者さんの前でやるのはちょっと恥ずかしい。。。
以上備忘録です。