よく晴れた休日に、近所に買い出しに出掛けたその帰り。
あー、平和だなあ。と思いながら歩いていて、
でもそんな穏やかな時間でも、私はいつものように、一歩踏み出すごとに昔の恥ずかしかったこと、嫌だったことをポンポンと思い出している。
それはいつものことだから慣れっこで、
そんなのんびりした日になんとなく、「あぁ、私は消えてなくなったほうがきっと幸せなんだ」と悟った。
今まで少しでも生きやすく、ほんのわずかでも幸せになれるように、一生懸命試行錯誤してきたけど。
こんなに平和な日でも、こんなに穏やかな心持ちでも、私は結局苦しいのだと気付いた。
それなら、私が一番幸せになる方法はきっと消えてなくなることなんだろうな、と。
四六時中、どんなに楽しい時でも過去の記憶を思い出し続けているが、そんなことを差し引いても私は人生に向いてない。
少しでもストレスがかかると喉が焼けるようにヒリヒリして、頭が痛くなり、呼吸が浅くなって、うまく動けなくなるし。
仕事が終わったら、真っ暗闇で2時間ほど布団に包まってぼーっとしないと、お風呂に入る元気さえないし。
音や光が苦手だし、すぐに疲れる。異常なほど。その疲れ方は本当に異常で、理解されたことがない。
自分でもよく生きてんなぁ、と笑ってしまう。
でも、私は今日も、私の意思で「消えてなくならない」ことを選択している。
一体いつまで生きたらいいの、と途方に暮れながら、それでもなぜか生きる方を選択し続けている。
生きててよかったーなんて日はきっと来ないのに。
今はそれでよしとしましょう。