心を病む人は、自分に興味がありすぎるんだよ。
自己肯定感が低い人は、自分にばっかり矢印が向いている。
もっと他人に興味を持って他人のために行動すれば、おのずと自分のことも好きになるはず。
こういうことを言う人がいますよね。めちゃくちゃたくさんいますよね。
そういう人は、きっと自分に関心を持たなくてもいい程度には自分のことを好きなんでしょうね。
個人的には、一番身近な自分自身のことをめちゃくちゃ嫌いなのに、他の人に関心を向けるっていうのはかなり難しいと思います。
例えば顔面に三日間洗ってない靴下を貼り付けた状態で、「あの人はとっても素敵な香りがするなあ」とはならんやろ、と思うのです。まずこのくっさい靴下が気になるやろ、という。
この世で一番消えてほしい人間が自分自身だった場合、どんなに他人で意識を逸らそうとしても結局は自分のことが気になってしまう。当たり前のことだと思います。
だから、自己肯定感が低い人に対して「自分のこと好きすぎるんだよ」とか言ってくるような人の言葉は真に受けなくていいのです。
一番の解決方法は恐らく、「自分のことが気にならなくなるくらい自分を愛す」以外にないと思うから。
「自分なんか…」という思考が湧いてきたら、ああ自分をきちんと愛せていないんだなと思うことにしています。そしてその感情が消えるまで、まずは自分を愛す努力をします。
自分を大っ嫌いな状態で誰かを大切にしようとすると、結局自分も相手も傷付けることになるので。
「あいつなんか…」という思考が湧いてきたときも同様。
「あなたは自分のこと好きすぎなんだよ〜」とか言ってくる輩は、そんなこと言えるくらい自分のことが好きなのでほっときましょう。という話。