昔からよく思っていたこと。
自分は超古いハードに最先端のハイスペックソフトを入れてしまったコンピュータみたいだな、と。
初代iPhoneに最新のiOSがインストールされちゃってる感じ。
まず、充電なくなる速さが秒。
しょっちゅうOSが制御不能になる。
すぐオーバーヒートする。
古いiPhoneをアップデートしたときの苛立ちそのもの。それがずっと頭の中で繰り広げられている感じ。
これはどういうことか?
答えは私的大ヒット書籍、「内向型を強みにする」にあるのです。
(お前の中でヒットする何十年も前から世界的大ヒットしてるんだよ)
こちらによると、内向型の脳みそは常にフル回転しているらしく、外向型の多い社会の中では常に過負荷状態だとのこと。
私なりに解釈させていただくと、たとえば超内向型の私が超バランス型の彼氏と映画を見るとき...
同じ映画を見ていても、私は目と耳から入ってきた映像データを(よしたらいいのに)脳内で100倍くらいに増幅しているのに対し、
彼氏のほうはスマホいじりながらほぼ見てない。なんとなく音だけ聞き流したり、気になるとこだけ見たりしてる。データは脳内で三分の一くらいに圧縮されている気がする。(信じ難いことに、たまに銃撃戦の途中とかで寝てる。)
非常に羨ましいが、私には聞こえてくる音を選別することができない。耳を塞がない限り、嫌でも平等に全部聞いてしまう。
(2人同時くらいなら聞き取れるけど、大人数が話している場所だとデータ処理しきれず全部雑音になる、みたいなの。分かる人いるかなあ…)
そもそも、私は疲れているときは映画を観たくない。
ピカピカする光も大きな音も、キャラクターが死んだり死ななかったりするドキムネ展開にも体力をごっそり削り取られるから。
元気なとき観る分には大好きだけど、観終わった後は手汗脇汗ビショビショだし、指はプルプル震えるし、肩は凝るし顎も痛くなる。
で、彼氏に「今はこわい映画観たくない(;ω;)」と言うと、
「は..........?」と心から理解不能そうな顔をされる。
超バランス型の彼氏を見ていると、「ほんと何も考えてないんだなこいつ...」と愕然とすることもあるけど、基本的には羨ましく思う。
彼氏はちゃんと頭いいし、勉強も運動もできるし、優しい。
でも、ホモ・サピエンスというハードに適したソフトを使ってるなあと感心するし、感動する。
私ときたら、すぐに頭と体が熱くなるし、思考が止められなくてうわぁぁああ!となる。そして常に疲れている。
自分の脳みそに弄ばれている感がすごい。
つまるところ、やっぱ適切なiPhoneに適切なiOSを入れることってほんと大事ですね。
余談。
疲れているのに映画を観なきゃいけないときは、あらすじと結末を先に全部読む。そしたらちょっと刺激が抑えられる。たまにうっかり彼氏にバラしてしまい、怒られる。